9月のパスタ会

まだまだ暑いと感じる9月下旬ですが、それでもスーパーのあちらこちらで秋の食材が目に入って、季節は確実に秋へ向かって来ています。
秋の食材と言えば"きのこ"ですが、この頃は菌床きのこが出回り季節感がすこし薄れてしまって、ちょっと残念な部分もありますが、原木きのことなると、肉厚で香りも高く美味しい。
もう一つは"栗"。
イタリア人の友達から、栗をパスタソースやスープと甘くない食べ方のレシピを教えて貰った時にとても衝撃でした。
栗はデザートだけじゃないんた!

と言う事で今回のパスタ会では、
ガルガネッリと共に、秋の食材を楽しんでいただくことにしました。
ガルガネッリと言う名前は、鶏の喉(食道)を意味する方言からという由来。発祥については諸説ある中で、教皇領ロマーニャ地方を納めていた枢機卿の屋敷での晩餐会の為に女料理人が、詰め物のパスタを作ろうとしていたところ、詰め物が足りなくなって、咄嗟に機織りの筬(おさ)を利用して、筋模様つきのパスタを作ったという話。
栗ときのこのクリームソース
椎茸(どんこ)の香草パン粉焼き
これ、パン粉がポイントなんですよ!
既製品のパン粉ではこの味は作れないんです。
栗のブディン

Recipe Adventure

〜旅して、作って、食べて〜 南イタリアのかかとプーリア州で出会った田舎の家庭料理は、クッチーナポーヴェラと教えられました。 海には海の食材、山には山の食材。マンマは手近に入る食材を使う以外の選択肢がなく、また台所も充分な設備などない。経済的裕福は無くとも家族への愛情があるが故、知恵と工夫を凝らして毎日の食事を作る。心に沁みるほど美味しい。そんなクッチーナポーヴェラに魅せられ料理冒険が始まりました。