念願の長本先生のレッスンへ
かねてより会いたいと思っていたイタリア食文化研究家の長本先生のお料理サロンに参加して来ました。
8月のこの日のテーマはカラブリア料理。
カラブリア州はイタリア半島の一番南に位置し、その先端はシチリア島と目と鼻の先です。
ここカラブリアでは唐辛子🌶を多用した辛い料理が多くあるとの事。
その理由は、カラブリアはイタリアで最も貧しい庶民の地で、かつてコロンブスが航海で見つけた胡椒と匹敵すると思わせた唐辛子。これで一儲けできると見込んだものの、種の多い唐辛子はあっという間に広がりこのカラブリアの地の特産物となったようです。
ペペロンチーノ(唐辛子)と言う名前は、ペペ(胡椒)から名付いたそうです。
胡椒は庶民にとってとても買うことの出来ない高級品。コロンブスの航海によって唐辛子がもたらされ、この地に根付き魅力ある郷土料理が生まれたのですね。
料理だけでなく保存食としてカラスミ、ンドゥーヤ、ロザマリーナなどの珍味もあり、この日はじめてンドゥーヤを試食させて頂きました。
ねっとり辛い肉のペーストです。辛味の中に旨味があって、うん、これは珍味‼️
先生のデモレッスンでは、兎にも角にも
塩の使い分けとソフリットをいかに作ることがポイントよ!という話。
なるほど、ここさえちゃんとやれば自ずと美味しくなってくれる。反対にそうでなければなんだか物足りない味になってしまうので、余分に塩や何かを加えたくなってしまうのだろうと思いました。
レッスンメニューの塊肉はスライスして一品になり、それを煮込んだスープは煮詰めてパスタソースに仕上げる。
このプリモとセコンドができちゃう合理性はイタリアマンマの知恵そのものです。そして美味しいんですから言う事なしです❣️
お裾分けにとても香りの良いシナモンパウダーを頂いたのでこの日出して頂いたピッタンキューザと言うドルチェをつくってみました。カラブリアのクリスマスの時期に作る木の実たっぷりの焼き菓子です。
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